AUTOMATIC
オートマチックにこだわるだけでない
フラグは見えない人たちの
努力によって
日本全国で乗れる
ディフェンダーを販売している。
旧型のスクエアなディフェンダーは2016年に生産を終了した。
目まぐるしい時代の流れの中でディフェンダーはなんと70年弱もその姿形を変えずにリリースされていた。
まるでシーラカンスのような車で、他のメーカーを見渡してもここまでデザインを変えずに長年造り続けた車種を私は知らない。私の中でディフェンダーは原点でもあり頂点でもあるのだ。
そんな車も生産が終了し6年以上が経過した。
ディフェンダーを動かす燃料はディーゼルである。
環境汚染問題が叫ばれている昨今、軽油で動くディフェンダーは間違いなく淘汰され減っていく。
そしていずれディフェンダーを走らせてはいけない国もどんどん出てくる事が予想される。
つまりこの先ディフェンダーの走っている姿が見れなくなるかもしれないのだ。
だから私は日本にたくさんディフェンダーを入れたい。いつか無くなるその日までにたくさんの人たちにこの車を届けていきたい。
昔からランドローバーマニアの方々はたくさんいらっしゃるのだが、そのコアな層の人だけでなく今の若い人たち。そして女性。
免許を持っていれば誰でも乗れるディフェンダーを届けたいのだ。
だからフラグはオートマチックのディフェンダーにこだわって仕入れを起こしている。
しかしこれがまた非常に困難を極めている。
まず元々にディフェンダーはオートマの設定のない車。軍用車などに使われ、そして悪路走破性を求められて来た車なのでミッション車が当たり前のように組み込まれてきた。
しかし英国にはマニアックな会社があるもので、ディフェンダーのオートマのトランスミッションを専門に設計している会社がある。
当社はその会社にミッションの換装を依頼するか、もしくはその会社がオートマに載せ替えたディフェンダーを探し出して仕入れを行っている。
正直大変厳しい仕入れ状況である。
まずオートマのディフェンダーがほぼ存在しない。500件に一件あるかないか。そしてそれも値段が見合っているとは限らない。
オートマチックのミッションの載せ替えも費用が莫大にかかるため、良質な車両を安価に探し出さなければ簡単にはミッションの変更はできない。
これらを無視して日本で販売を行うと、非現実的な価格になってしまうため、たくさんの人にオートマのディフェンダーを届ける事ができない。
だから当社は定期的に英国のディーラーに問い合わせを行い、オートマチックのディフェンダーの情報を仕入れ、輸送業者も厳選し、船会社への価格交渉も行い、さらに日本登録も低価格に抑えれるよう多方面で交渉を行って来た。
さらに都内の人も安心して登録できるよう、日本で厳選した登録業者にディフェンダーの国内登録を依頼している。
その結果、古いディーゼルのディフェンダーもNox.Pm適合で都内で乗り出せれるようにした。
オートマチックにこだわるだけでない、フラグは見えない人たちの努力によって日本全国で乗れるディフェンダーを販売している。